お腹の型取りも終わり、
台本の読み合わせで私の『夫』とめでたく初対面。
そして健康診断を済ませ,いよいよ撮影日を迎えた。
撮影前にコール(llamando) シートというものが送られてくる。
撮影の段取りがすべてここに書かれており、
集合時間からスケジュールまで細かく描かれている。
撮影は11:30からですが、私はお腹の特殊メイクがあるため
ショーアップは8時。
ピックアップの車が手違いでこなくても、へっちゃら⭐︎
無事に撮影現場に到着後
トレーラー内で早速、特殊メイク班が作業を始めた。
人生初の気絶を経験しながら作成された
私が大女優になった暁には
「ミュージアムで飾られるであろう」、見事な腹型から
見事なぷにぷにのウソ腹は実に素晴らしい仕上がりだ。
ただ、これだけではない。
家族、友人を
「いつの間に?????!?!?!」
と慌てさせ、気を使わせたあのニセ妊婦腹は
下記の手順で慎重に装着作業が行われた。
- まず、体に沿ってなんども当てて、無駄なスポンジ部分を切り捨て、ピッタリ体にフィットするよう調節
- アルコールで除去できる、特殊ノリで貼り付ける
- 私の肌の色に合わせてお腹をカラーリング(仕上げはエアブラシで血の気も!)
完成まで2人がかりで3時間!!!
(半裸だよぅ、さむかったよぅ)
そしてこうして母になったのでした笑
その後ヘアメイク。
舞台人の私にとって映画メイクの薄くて自然なこと。
パーツをはっきりさせる、というより
お肌がキレイに写るようにしっかりコンシーラーを使用していました。
そして眉毛は一本一本描いてもらい、植毛してもらったようでした。
2カットの撮影。
ライトが当たり、かちんこ(clapperboard)の後
いよいよ演技の始まりです。
どの位置からカメラが入って
どういう風に自分が見えているのか
わからないのでテレビの俳優さんは
自分がどこから見られてて、どういう風に見せるか
日頃から研究しているのであろうことを身をもって感じました。
公開は来年!『Ya Veremos』
( 意味:英:We will see/日:そのうちに分かるよ)
監督は2015年公開のラブコメディー『A LA MALA』
『El que busca, encuentra』などを手がける
Pitipol Ibarra ( Pedro Pablo Ibarra) 氏。
よく笑う、とってもチャーミングな監督でした。
主演はケビン・コスナー氏主演のアメリカ映画
『メッセージインザボトル』でデビューし
『Victorians』『 El Clon』などのテレノベラ(日本でいう昼ドラ)で知られている国民的俳優Mauricio Ochmann氏。
相手役はメキシコ版『Wicked』でGlindaを演じ、
映画界だけでなくメキシコのミュージカル界を支える女優Fernanda Castillo氏。
お二人とも気さくで優しい方でした。
学んだこと:
大スターの貫録と余裕は
違う笑
(スターほど謙虚。)
スタッフのみなさんもとても親切で、居心地のよい現場で
『夫』もジェントルマンな日本男児で、すごくラッキーでした。
異国の地で、初めての職種を経験し(笑)
こんなに人に恵まれて、感謝をしみじみ感じます。
チャンスの神様〜〜〜!!
なっが〜〜〜〜い前髪でいてくれて
ありがとう!!!!!笑
この話の続きは来年になるかと思いますが
ポスターの撮影も終了し、皆さんへの告知が解禁されましたで
またブログでも随時最新情報をお届けしていきます。
メヒコdeご飯。…
まさかメキシコで
俳優としてご飯を食べることになるとは
日本を飛びだったあの頃
想像もしませんでした。笑
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#yaveremosmx
Fernanda Castillo y Mauricio Ochmann ruedan ‘Ya veremos’
(From website 'teleNovela')