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友達ではない。
”Misti Doi”にコーヒーに連れて行ってもらう。
クリスピークリームのコーヒーパスポートってのがあり、
1つコーヒーを買うたびに1つスタンプをもらえて
6つスタンプを溜めるとドーナツもらえる代物だったのですが
1月でキャンペーン終わったんだって。

ちぇっ。

photo:02

なんだか非常に機嫌が悪かったのですが、
ダイエット中なのにドーナッツ食べちゃって。
おしゃべりして
購入計画中のカメラを観に行くのについてきてもらい、オタク知識を分けていただき。

なんとなく、映画みない???

と。

あまりYes manではないMisti Doiですが
今日はKrufiぐらいまで判断力が固まり、同意。

観てきました。

********

Saving Mr.Banks
日本題:ウォールトディズニーの約束

at Garuda Mall ,バンガロール センター
18:45
300Rps/Ticket (450円)
スクリーン4でシートが清潔でリクライニングでした。
チケット高いな、と思ったのですが
いいランクの箱だったのかもしれません。


photo:01

1964年公開のメリーポピンズ制作にあたって繰り広げられていた
ディズニー社と原作Mrs. Traversとの戦いの記録。
一応、実話を元にという事にはなっており
映画ではMrs.Treversはプレミアで仕上がった映画を鑑賞して感動するというラストでしたが
家に帰ってから調べてみると、それは美化された脚本で
本当は公開後の仕上がりにも満足していなかったようです。

私はメリーポピンズで育ったので所々で自分の人生とリンクがあり、
観てよかったですが、娯楽映画としてはおすすめはしませ~ん。
メリーポピンズを観た事が無い方はわからない箇所もあるでしょう。

自分の作品のキャラクターを自分の子供のように愛して
どこか共感を持てる繊細で難しい心をもつMrs.Travers、
憎たらしい皮肉たっぷりの英国アクセントの英語と陽気な米語のギャップが
映画に絶妙なエッセンスを加えている。

曇り空のイギリスとさんさんと日光がふりそそぐディズニースタジオのあるロスの気候の違いと同じで、
雨と太陽のよう。

Marry Poppinsは私にとっても思い出深い作品で、子供の頃、盛らずに千度以上観ている映画。
そして、こういうときの為にDVDがちゃんと家にある。

(我ながら私のDVDコレクションは絶妙なテイスト、かゆい所に絶対手が届くと自画自賛するのであった。)

今まさに鑑賞しながら記事を書いているのだが
1960年代当時の映画としては、どうやってとったのだろう、仕掛けが満載でよく出来ている。
もちろん空を飛ぶシーンなど、不自然な箇所もありますが
気になってしょうがない事は無いし、子供が観たら
世の中には傘で空が飛べる人もいるんだ、と思ってしまうリアルさだ。
実際、階段の手すりをロープトウのようにお尻をのせてしゅるしゅるおりていくのも
指を鳴らしたらおもちゃが片付くのも、兄と何度も試したものだ。

主演のジュリー・アンドリュースもチャーミングで上品。
サウンドオブミュージックの時よりもずっと好き。
魔女じゃないの、不思議なのよ。魔法使いでも無いの。
私の母、アレキサンドラとなんとなくかぶるのです。
どこか天然で純粋なところも。

そしてバンクス家の息子、マイケルの屈託の無い子供らしい話口調と上目遣いと
どことないどんくさいところが私の兄、アーニーそのもの笑。

こうして観直すと、
子供の頃理解していなかった細部が見える。
バンクス家のお母さんが実は女性賛権運動に参加している時代背景とか、
お父さんは銀行を首になってというくだりとか。
そして一番好きな映画ではない割りに
自分の中で所々身近なものとの結びつきがある事に改めて気づく。

Saving Mr.Banks の中では、バンクス家のお父さんのモデルは
Mrs.Traversの最愛の父という設定になっており、
ディズニーの提案したひげを生やした意地悪な父親像につよく反対する。
彼女はキャラクターや設定の細部に異様なほどの執着とこだわりを見せる。

彼女は1996年に他界し、脚本は2011年に既に出来上がっていたが
映画公開には時間がかかった。

私が初めてメリーポピンズを観てからおそらく、26年。
多分これが公開後間もなく裏話的に公開になっても
誰も見向きもしなかったし、大勢反発する者がいただろう。

メリーポピンズが世界的に有名人になり
原作者がなくなって、
意見する者が少なくなった今
このすべての下りを、美しい思い出の1つとして結び、
幕を閉じる時期がやっときたのかもしれない。

Waltが映画の中でMrs.Travers のイギリスの自宅に押し掛け、
お茶を飲んでいる際に、自身の幼少期に経験したと厳しい父親との関係を振り返ってこんな感じの事をいうんですよ。

”私は,この話をあなたを悲しい気持ちにさせる為にしたのではありません。
父を愛してるし、(そういう思い出があっても)いい父親だと思う。
その頃の父親のイメージにとらわれる自分に疲れました。だからいい思い出にしたい。
あなたも自分を許して, キャラクターを私に預けて下さい。絶対に悪いようにはしないから”

(すみません、訳したのではなく、上はあくまで私の解釈です。)

このSaving Mr.Banksもそういう意味合いの映画だったのかもしれません。

*****

見終わって思った事↓

1:原作を読みたくなった
2:多分原作はどうであれ、映画『メリーポピンズ』は非常に良く出来たミュージカル映画
3:やっぱり夢見るのをやめたらあかんな。

数ある音楽の中で、なんでかはわかりませんが
いつも必ず泣かされる曲。
でもただなんか美しくてあったかいんですよ、この歌は。
お金の歌なのですが、優しくて。
今日はこの曲でお別
れです。
良い日曜日を。

『Feed the Bird(2ペンスを鳩に)』

↓↓


angella tomato
info@angellatomato.com

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