↑デザートと
バナーぽちっとは別腹。
昨晩、繋がりの繋がりで
東野圭吾さんの
『手紙』
にたどり着いた。
数年前、山田孝之さん、玉山鉄二さん共演で映画化され
私は確か随分後になってから
オンラインで鑑賞した。
実はあんこにはアーニーという兄がいる。
年子でひとつ上なのだが
身長はいつだって私の方が高かった。
それでも彼は兄なのである。
我が家は太り安い家系なのですが
アーニーはダイエットをし、
一時期山田孝行さん似のイケメンに変身。
でも太ると、お笑いの塚地(さん)。
なのでまあ、人間とはいい時の記憶しかないもので
山田さんー>自動的に兄の事を思い出した。
さて、肝心の『手紙』なのだが。
獄中にいる兄と”殺人者の弟”として生きる弟の文通。
兄は孤独でたまらない、そして服役する事は罰のようにみえて
塀で囲まれた世界は世俗の彼に対する非難の目から守られ、
むしろ安心と安定のある環境でたった一人の弟に手紙を書き続ける。
弟は殺人者の弟である事を隠しながら生活するが
いつもいつも、どこからか事実がばれ、職場を追われる。
好きな相手ができても、やりたい事をみつけても
兄が犯した過ちに人生を左右される。
その事を兄は知らない。
ある日、弟は兄と手紙のやり取りを絶つ決意をする。
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”兄”は凶悪犯などではなく、
”弟”の学費のために金を盗もうとして
自分の善と悪とたたかっている内に家主が戻り、
誤って人を刺してしまい、服役する事になった。
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私は恐らく大多数の方と同じで
”弟’に感情移入をして映画を見ていたのですが
自分は同じシチュエーションの時、
”弟”のように
自分の人生を守って、苦しさから脱出する為に
”兄”との関係を断ち切れるか。
そんな考えが
もやもや。
”弟”も”兄”も御互いを思いあってるのである。
たった一人の家族なのです。
そこである日、自分の今までの苦しみをつらづらと書き綴り、
自分の為に一所懸命であった兄への裏切りのような後ろめたさと
すべてのネガティブな感情の塊を”兄”にぶつけるのです。
今まで”きれいに包まれた”言葉を並べた弟からの手紙を受け取っていた兄は
弟の苦悩を知ります。
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それでも、やで。
確かに自分の兄弟、家族がやった事で自分が苦しんでも
やっぱり絆って奴は
人間の意思であーだコーダできないもんちゃうの?
私が言いたい事は
何時(なんどき)でも兄弟やし
見捨てたりできへんよな。
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映画版の最後に
弟は兄の刑務所を訪れて漫才を披露する。
兄は弟の姿を舞台に見つける。
で、弟が漫才のくだりでいうんですよ
『兄がいましてね~どうしようもないんですよ。
でもやっぱり、兄なんですよ』
そこでカッコいい玉山鉄二が
鼻水だらけになって
オトコ泣きするんですね。
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そうなんですよ、
背が小さかろうが、
給食のプルーンが食べられなくていじめられても
気分がいい時も悪いときも
クリエートしてても、たまにニートwっぽくても
掃除できなくて部屋がごみならぬ、むしろペットボトル屋敷になっていても
兄なんですよ。
んでこの同じ周波数を発する生き物を
この世に3人も送り出した両親に感謝します。
今自分に与えられたものを
大事にしたいですね。
チャンスも、人も、環境も。
ちゃお!
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こんばんは。
私は、弟が一人います。
今夜は、ほっと穏やかな夜を過ごせそうです。
いいお話をありがとうございました。
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いい話やないか・・・。
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あんこさん、お久しぶりです!
私も兄が2人おりましたん。今は1人ですが。
わかります!共感して最後の台詞のとこで泣きそうになりました。
ダメ兄でも、やっぱ兄ですよね。やさしいだけで、頼りなくっても兄です。このまま独身貫いたら老後はインドに連れてこようと勝手に思ってますぅ。
家族っていいですよね!