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とても光栄なことに、とある”憧れの”大手日系企業の面接をうけないかお声がけを頂いた。
現在の職場は結構好きで、ボスを心から尊敬しています。待遇も手厚く辞める理由はないのですが、勤務地に惹かれ、面接だけでも受けたいなと思ったわけです。
が、日取りも決まった後、現在以上もしくは同等の待遇は難しいことが発覚。せっかくのお話だったのに辞退させていただきました。
カスタマーサービス系だったので予想はしておったのでショックはなかったのですが、私が盛って話しているとおもったのか、面接前のこの段階で給与明細を提出するようにリクルーターから指示があり、度肝をぬかれました(後でスタッフに聞いたところインドでは普通だそうで、ふっかけてないか確認するそうです)。
結局相談の末、大体のサラリーをお教えすることになりました.
そしてあらためて一つ一つ出してみると
たくさん会社にサポート頂いていることがみにしみました。
そのリクルーターは非常に言葉を気をつけてつかう方で、お話をしていても信頼感が芽生える方です。
が、そのお方がこうおっしゃった。
それでなんかどっかのスイッチが入ってしまった。
「この待遇では正直難しいと思います(が、やってみましょう!)」
ここまでたどり着いた思い出が一気に蘇った。
今まで現地採用は日本人を海外で安く雇える特効手段のように思われてきましたが
我々の意識や働き方もこの数年で変化しました。

海外が好きだからという方だけではなく、日本で仕事がないから、
もしくは家族の都合で海外生活が長く日本では生活できない為日本を離れる人もいます。
私もその一人です。
本来現地採用はあまりポジションや昇級などの見直しがないものという認識でした。西洋人の現地スタッフはポジションがあって給与明細見直しもあって、普通に日本人が日本で雇われるときの待遇で、「与えられたものを素直に受けとる日本人」を痛感した。
私は最初の就職先でたったの8万円でキッチンもないゴキブリのでる、お湯も出ないぼろアパートで
屋台飯と電子レンジクッキングで生活していました。
それが現地採用の相場といわれ、私も新卒で何もいえませんでした。
インドの物価は安いといわれますが、野菜や日用品の値段は年々上がっておりますし、
3食カレーを食べて、醤油も買わず、ローカルと同じ行動をしない限り、
その”安い”という感覚は実感できません。
駐在員にはハードシップ手当ての出る大変な国なのです。
現地採用だから、あんたたち好きでインドにきてるから安くていいでしょという考え方はちょっとちがう。
人が駐在を嫌がるインドに率先している現地採用がオフィスにいるなんて頼もしいじゃないですか。
日本人とローカルの接着剤なんですよ私たちは。
とにもかくにも
私はいまの会社に大事にして頂いていること心から感謝です。

angella tomato
info@angellatomato.com

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