あんちゃんが死んだ。

朝方5時に電話がなった。

普段は爆睡なのに、たまたまおきた。

父からのメッセージで

”あんちゃんが死んだ”

1秒のうちでこんなに色んなことを考えられるんやと思うぐらい

新幹線みたいに思いが駆け巡った。

2度寝できずに、会社に行った。

気分が悪くて、半休を貰って家に帰った。

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海外に住む、離れて住むと言うことは

こういうことが起こっても、すぐに駆けつけられない覚悟がいる

私はそれは”わかってた”

わかってたけど

自分の身には起こらないであろう、と心のどこかで思ってたんやろな。

まだあのこがいなくなってから1日しか経ってないのに

死んだ所も見ていないのに

帰っても、もう会えないことが不思議で

理解不能で、聞き分けのない子供みたいな思考回路になってる。

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ただの犬や、ただのペットやと思ってた。

でもどうやらそれは間違いで

一緒に過ごして来た時間で、刻み込まれた絆が、私たちの中であったことに

はじめて気づいた。

高校の時に家の猫が死んで、3日くらい学校に来なかったクラスメイトがいた。

私は自分の実の祖父が亡くなっても泣かなかった。

ペットが死んで、なんでそこまで落ち込んで嘆き悲しむのか

そのときの私には全くわからなかった。

そのこの猫の名前もあんじーといった。

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あんちゃんの本当の名前はあんじー。

柴犬の入った純和顔からは連想されない。

みんなあんちゃんと呼ぶので”あんこ”のあんちゃんだ、と。

ちなみに、私、あんこ(あんじぇら)はあんじーがうちに来てからずいぶん後に

できたニックネームで、よくなんで犬とおんなじ名前なんかと訪ねられました。

返事はこういいました。

インディージョーンズやって、自分の犬とおんなじ名前やねんで。

ゆうて。

母は兄弟の中で最後に残った残り福やったから

福ちゃんにしようと言った

今思えば、あの子は福ちゃん顔やった

でも天使ちゃんと言う意味であんじーと名付けた

父はひたすら、ぽちと呼び続けた

ちなみに弟のことも冗談で、ぽちと呼ぶから

弟の犬やったのにいつしか2人はライバルになり、

あんちゃんはだれかが弟にかまってると嫉妬して吠えたw

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人間て忘れるのね。

じわじわと記憶をたぐって、次々に思いでがよみがえって来た。

そう、そもそも犬を飼おうとなったいきさつがあって。

私が14の時、学校でひどいいじめに合ってて(今思えばくだらないけど)

学校をやめたいと母に言った。

話し合いの末、アメリカに連れて行ってくれたら頑張れるといったので

母の高校時代のお友達に会いに,アメリカに行った。

はじめてのアメリカ。

私に希望を与えてくれた。

誰も私を知らない。

誰も私をジャッジしない。

私の体格が目立ってそれについて嫌な思いをしない

もう14年も前の出来事なのに。。。

人間て努力をすれば思い出せるのね。

そこでね、母のお友達がわんちゃんをかってたの。

クレオパトラからクレオちゃんて言う名前だったんだけど

偉いおりこうさんで、

しつけも行き届いて

みんなに愛されて。

そこで母の友達が

お世話は結局親になるけど

それでも子供の教育にはすごくいい

と仰った。

母は母でこのときの滞在で私たちを育てるにあたって色々ヒントを得て

なんとなく犬で盛り上がって

日本に帰って来た時に近所のパーマ屋さんとこで生まれた子犬を弟が連れて帰って来た。

今思えばもっとあいつに世話をさせてやれば良かった。

弟が嬉しそうにいぬを連れて帰って来た。

まだ小さい小さいあかちゃん犬やった。

ヨーグルとが好きでね。

来たその日に緊張したんか、私の布団でげろはきよった(笑)

自転車のかごにいれて一緒におでかけしたり

予防接種いったりw(びびってう◎こもらしちゃうし)

家から逃げ出して、捕まえる為におっかけまわしたり

せっかく家のペンキを塗り直したのに

家の壁のかどっちょで歯をがりがりしちゃって。

でも待て、ちゃんとできたよ。

雷が恐くて、

近くの自衛隊のヘリコプターの音がすると

家の中にいれてくれ~~~っていつも催促してた。

冬は寒いから

私の古いトレーナーとか、しいてあげて。

なでなでするとあへあへ笑ってました。

夏場はヤマダニに血を吸われて(ヤマダニが風船みたいにくっついてるの!!)

猫にしゃ~~~~!!!ってされてしっぽまいて逃げて。

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いつもそこにおった。

中学校の時、嫌なことがあっても

高校の時、悲しいことがあっても

留学から帰って来て、昔の姿の影も形もないときも

夜バイトから疲れて帰って来ても

就職して海外から帰って来ても

家に誰もいなくても

あの子はいつも玄関わきで一生懸命しっぽふってお出迎え

吠え癖があって結局どうにもできなかったけど

あのこはいつも待っててくれた。

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ほんまに”ペットは家族”なんて

なんかセンチメンタルやし、なんか依存症みたいなニュアンスがして

絶対口には出して言わへんかったけど

いなくなって気づいた。

あのこ、家族やったんや。

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明日から一時帰国

ほんまに後3日やったんやで。

また待っとってくれたのに間に合わんでごめんやで。

いつも次があるとは限らない。

会いたい人には思い立った時に会いにいこう。

BLR-SIN-KIX-SIN-PEN-SIN-BLR


長い旅になりそうです。

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